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vol.02 綾ネル生地ができるまで

第二弾は、静岡の機屋さんと、愛知県の生地の加工場さんで作られている、「綾ネル生地」をお伝えいたします。
全てモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へそのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。

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ふんわりとあたたかな綾ネル生地。
この生地を作っている機屋(はたや)さんは、静岡県掛川市にあります。
静岡と言えば“お茶”ですよね。
山の斜面にはたくさんのお茶畑がありました。
こちらが工場の外観です。
予想以上に広い敷地です。
工場の中に一歩入ると、手前に大きな機械がありました。
こちらは、経糸をセットする場所。
機械にかける前の重要な作業です。
“カチカチカチ”機械の向こうから、音が聞こえてきます。
音の鳴る方をのぞいてみると…
なんと、おばあちゃんが黙々と仕事をされていました。
経糸を通し続けて50年。超ベテランの職人さんです。

経糸を通す作業は、生地づくりの“命”と言っても過言ではありません。
経糸を通す位置によって、出来上がりの生地の模様が決まります。
この日の織物の経糸の本数は、7560本。
一本でも間違えたらその生地は売り物になりません。
集中力と根気が必要な作業です。
「若い人にやってもらいたい。一人前になるまで3年はかかるね。
わたしはこればっかり50年。家事も仕事もちゃんとやってるよ。」
と楽しそうに話してくれました。
極細そうめんのような経糸。
良いものが生まれる背景には、地道な作業の積み重ねがあると、改めて感じた瞬間でした。
経糸の通しが終わったら、いよいよ織機(しょっき)にセットします。
こちらがシャトル織機。
機械の音はものすごく大きく、話し声はほとんど聞こえません。
緯糸が通されて、織物が出来ていきます。
織機にセットされたピーンと張った糸。
なんとも言えない美しさです。
糸が切れてしまったり、ハプニングが起こった時は、人の手で、一つひとつ修正します。
機械のことを熟知している職人さんだからこそ、立ち直らせることができるのです。
職人さんの真剣な眼差し。
機械を大切に可愛がっているのが伝わってきます。
緯糸のコーンは、機械の横に置いてあります。
緯糸を運ぶ「シャトル」。これが往復し続けます。
1分間に180回、行ったり来たり。
生地が出来上がりました!
「綾ネル」になる前の「綾織」の生地です。
1反(50m)仕上げるのに、なんと9時間もかかるそうです。
最後にキズや汚れがないかチェックをして終了。
静岡県で作られた生地は、愛知県名古屋市へ移動し、起毛加工が行われていきます。
生地に起毛する前に、まず反物と反物をミシンでつなぎます。
年季の入ったシンガーのミシン。
こちらが起毛機です。
無数の針が付いているローラー。
この針で生地をひっかき、起毛していきます。
綾ネル生地は両面起毛加工をしていきます。
まずは、片面の起毛が終わりました。
内側がまだ起毛されていないのが伝わりますか?
この作業を両面行ったら「綾ネル」の完成!
ふわっふわで気持ちのいい生地が出来上がりました。
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