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vol.26 エアニット前開きパジャマができるまで -part1-

第二十六弾は、千葉県にある縫製工場さんに伺いました。

プリスティンの秋冬素材の中でも、ファンの多い「エアニット」の生地を使用したパジャマが新登場。
人気の秘密は、とろけるような柔らかさと、その名の通り空気を閉じ込める2層構造にならではの暖かさ。
今回は、そんなエアニットパジャマのものづくりをお伝えします。

全てモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へそのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。


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東京駅から特急で1時間ちょっと。
海も山も広がる自然豊かな千葉県いすみ市に縫製工場があります。

春には菜の花畑が広がり、ムーミン列車が走る、
楽しい仕掛け満載のいすみ鉄道が通る町です。


かつては20社ほどあった工場も、今ではわずか3社だけ。

創業から半世紀近い工場さんは、平屋造りのレトロな小学校のような外観!
引き戸を開けると、ミシンがずら~っと並び、シャカシャカと軽快な音が響きます。
縫製は、3人1チームのライン作業。
通り道の両側に、縫製の工程順に何種類ものミシンが並びます。

1人目→2人目→3人目と、それぞれの担当する箇所が終われば
次の人にバトンタッチするように、順を追って製品が仕上がります。
何種類ものミシンを使用するため、素早く次のミシンへ移動できるよう立ってミシンを踏みます。
その為ミシンも立ち仕様。

初代の工場長が発明家だったそうで、
低いミシンはお手製の底上げ台で丁度良い高さに工夫されています。
今回、縫製を取材するのはこちらの前開きパジャマ。
まずは、生地の裁断から。
生地を何十にも重ね、それぞれのパーツに裁断します。

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トップス縫製します。
前身頃の身返しの表と裏の生地を縫い合わせ、
つなぎ目を、ゴロつかないようにアイロンをかけます。
背当てを縫い付けます。
丸みがあり、難しそうですが、
予想以上のスピードでぐるっと縫い付けられていました!

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裾を縫います。
端を下に折り返して、表面からミシンをたたくため、
生地を持ち上げて、縫い代を確認しながら進めます。
次に、一番むずかしい衿の縫製。
この道20数年のベテランのお母さんが担当します。

いくつものパーツを細かく縫い合わせて、
角が立ったきちんとした衿をつくります。
目打ちをつかったり、
ぐっと力を入れたり、
角と角を合わせて、細かな縫製が続きます。
通常は足元のスイッチを踏んでミシンを動かしますが、
細かい箇所は、手元のボタンでひと針ひと針様子を見ながら針を進めていきます。

ときどきトンカチで縫い目を伏せながら
アイロンをかけて、襟元完成!

きっちりと縫製された襟元はとても美しいです。
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つぎに、はじめに縫った身返しを留めます。
ルイスミシン(すくい縫い)で、縫い付けずに浮かして留めていく方法で、
針が振るように動きながら動いています。




左右長さが均等か確認して、また綺麗にアイロンをかけます。
ふらしの仕様にすることによって、縫い目が表に響かず見た目が綺麗に仕上がります。

ミシンをかけられない端は、手で留めます。
身頃ができたら、筒状に縫製した腕部分と縫い合わせます。
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つぎはボタンホールをつくって、ボタン付け。

ニット地でもボタンホールが伸びにくい高性能な機械でボタンホールをつくります。
回りを縫ってから、細かく針を落としながらメスで切り込みをいれます。





すごくおもしろい!




>> 「vol.26 エアニット前開きパジャマができるまで -part2-」へつづく
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