三越伊勢丹グループの店舗における品揃えの方向性や、商品展開や装飾などを提案するだけでなく、毎シーズンのトレンドを示したり、新規取引先のリソースを開発するなど、メンズのディレクション全般を担う、高田氏。百貨店のなかでもいち早く「メンズ館」という独立したカタチをとった「伊勢丹メンズ館」では、B1Fでプリスティンジェンツも取り扱われています。
「メンズ館は1968年に今の場所を使って、メンズのみを扱うビルとして独立したので50年。2003年に「伊勢丹メンズ館」という呼称に変わったので、今年の9月で、「伊勢丹メンズ館」としては15周年を迎えます。
デパートは面積が広いので、お客様が満足のいくサイズやカラー展開など品揃えの幅、奥行きを持っていることが特権のひとつなのですが、館トータルで考えた時に、こういうお客様にはこういったものが必要だよね…という細い想定で品揃えしています。
プリスティンさんには、もう10年以上ラブコールをしていたのです。『“オーガニックコットンの肌着”を求める奥様がいて、お子様がいて…、なのに、なんで旦那様だけないんですか!?』と(笑)。男女は肉体的に違っていても、基本のニーズや価値観は一緒。ですから、男性ラインとしてジェンツがスタートすると聞いた時には、『待っていました!』と嬉しかった。」
表のヤク20%混の追撚糸、裏はオーガニックコットンのパイルで肌あたりやさしく仕上げました。
気包(キフ)編みとは、ニット生地の表面に優しい泡のようなループを編み込んだ、新しい技術です。
従来のパイル編みとは異なり、止め糸を使わずにループを編み込んでいるので柔らかく膨らみがあります。
ポイントにgentsの「g」をひとつひとつハンドル刺繍しています。