gents story - EMMANUEL Olivier オリビエ・エマニュエル

“日本人女性が起業し、オーガニックの大切さを広めたパイオニア”として、プリスティンとも共通する部分の多い「SHIGETA PARIS」。 代表CHICOさんのご主人であり、仕事上のパートナーでもあるエマニュエル・オリビエ氏に、ブランドの根幹であるオーガニックへのこだわりと、商品開発への想いについて伺った。
「私の役割は、CHICOのアイデアを具現化していくことで、企画からラボラトリー、マーケティングなどの流れをコーディネートしていきます。例えばCHICOから『このスキンケアアイテムを、全部オーガニックで作れないかな？』と相談があれば、それは保湿なのか？ ではどういった成分がいいのかを一緒に考えて、パリにあるラボラトリーに指示をして、試作品でまたCHICOと精査することで、商品段階まで仕上げていく。シゲタでは、ラボラトリーでプロフェッショナルな測定器などを揃えていますが、CHICOによる感覚的な観点が加わることによって、化学的な観点だけでは計り知れない効果をもたらす商品が完成すると考えています」
先日リリースされた、ブランド初となるママ＆ベビー向けのスキンケアシリーズ「MAMAN&PETIT（ママン＆プチ）」も、CHIKOさん自身が妊娠中に必要性を痛感し、ラボラトリーに試作品をオーダーし、商品化に至ったという。

「妊娠している女性の母体や皮膚は、体内に赤ちゃんがいて、とてもデリケートですから、とくにこだわるべきなのですが、意外にも市場にはオーガニックにこだわった製品は少なかった。とくに、日本とフランスの違いを感じた部分でもあるのですが、フランスのお母さんは、自分のものはオーガニックでなくとも、赤ちゃんにはいいものを使いたいという女性が多いのに対して、日本の女性は、自分の化粧品はオーガニックにこだわるのに、赤ちゃん向けの商品はオーガニックのものが少なく、とても不思議でした。
そこで我々は、CHICOの妊娠を機に、オーガニックはもちろん、“赤ちゃんの肌にも、お母さんの肌にも優しい”商品を、市場に出す必要性を感じたのです。例えばマッサージオイルは、赤ちゃんにとってアレルギーなどを起こす要因となるものはすべて排除し、鉱物性のものは一切入っていない植物性のオイルのみで仕上げ、ベビーウォッシュは、洗いすぎて赤ちゃんが肌荒れやアトピーなどを起こさないよう、もともとの肌の潤いを取り除かずに、十分な洗浄力がある商品を開発しました」
「SHIGETA PARIS」のこうしたオーガニックへのこだわりから生まれた「MAMAN&PETIT（ママン＆プチ）」シリーズに、プリスティンとのコラボレーションによるオーガニックコットン100％のガーゼハンカチと星のガラガラがセットになったスペシャルなギフトセットが登場した。

「プリスティンさんとのコラボレーションは、CHICOが上質なオーガニックコットンへのこだわりを強くもっていることや、“すべてオーガニック”というシゲタのプロダクトとも共通する理念がきっかけです。シゲタでは商品ラインごとにテーマカラーを設けるのですが、今回新しくベビー用の商品を開発するにあたりイメージしたミントグリーンを、ギフト商品にもリクエストしました」
このコラボレーションを機に、「ベビー服だけでなく、スタイやハンカチなどもプリスティンのものを使っている」というエマニュエル氏。
「家中にSHIGETAが溢れているので（笑）、私もスキンケアはもちろんオーガニックを使っていますが、今後は肌に直接触れる衣類もできるだけオーガニックにこだわりたいと考えています。このプリスティンジェンツのカットソーもとても心地よくて気に入ってますし、部屋着や寝間着も、赤ちゃんを抱っこしたりするときに直接肌が触れるものなので、素材を優先していきたいですね」