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made in Japanのオーガニックコットン日傘ができるまで

vol.10
記念すべき第十弾は、東京都で生まれたオーガニックコットンの日傘をお伝えいたします。
全てのモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へそのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。

  • 「お邪魔します」とお部屋に入ると、とても穏やかそうなおじいちゃんが私達を迎え入れてくれました。
  • 早速、生地の裁断からスタートです。三角のパターンで『小間』を裁断します。
  • 切断した生地の端をミシンで処理する『中縫い』です。『中縫い』には1本針で鎖のように縫える専用のミシンを用います。そうすることで縫い目が伸縮しやすくなり、開閉のしやすい傘になります。
  • 8枚の『小間』を縫い合わせていきます。
  • にこにこお話をしてくれますが、そのスピードはさすが職人技。
  • 次に『ダボ』という骨の部分を覆う布を型で抜きます。
  • この型で一気に8枚分を抜きます。職人の持つ道具は、とてもかっこいいです。今はもうこの型を作れる職人がいなくなっているとのこと。
  • 型で抜いた生地を縫いつけていきます。
  • 次は『天紙(てんがみ)』です。天紙は傘の内側中心にある丸い布です。
    天紙は生地本体の傷みを和らげる役目があります。『ダボ』よりも少し大きな丸型です。
  • これは『露先』という部分。傘の骨の先につけられます。
  • そしていよいよ骨に生地を取り付けていきます。
    まずは蝋が塗られている糸を撚ります。
  • この取付けの技がとにかくはやい!
    あっという間に傘の骨に生地が縫い付けられていきます。
  • まだまだ続きます!あとは『菊座』と『陣笠』です。
    菊のお花のような形のものを先端にとりつけます。
    金属でできた『陣笠』はハンマーで打ち込みます。
  • そしてようやく完成。傘はたくさんのパーツが使われており、その工程も多く驚きました。
  • 傘職人の平均年齢はなんと80歳!
    高齢化により、傘を作る方は年々減っているそう。
    「一人前になるまでに、十年はかかる。時間がかかるから職人が育つのは大変だ」と職人。
  • いかがでしたか?
    たくさんの人の思いがつまった made in Japanのオーガニックコットン日傘。

    こだわりの傘を作る、株式会社ラグ・タイム社長の小林さん、傘一筋50年の須崎さん、本当にありがとうございました。これからも日本の伝統技を守っていってください。


  • グラデドット日傘(疎)ブルー
    爽やかなドット柄のオーガニックコットン生地の日傘です。「疎」のプリントは、傘のトップからドット柄が消えていくデザイン。傘を広げた時にドット柄が全体に広がりとても可愛いです。ハンドルやトップなどのパーツには表情豊かなバンブーを使用しています。
  • グラデドット日傘(疎)オレンジ
    爽やかなドット柄のオーガニックコットン生地の日傘です。「疎」のプリントは、傘のトップからドット柄が消えていくデザイン。傘を広げた時にドット柄が全体に広がりとても可愛いです。ハンドルやトップなどのパーツには表情豊かなバンブーを使用しています。