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片畦ボーダーシリーズの生地ができるまで
vol.12
第十二弾は、和歌山県の生地工場のものづくりをお伝えいたします。
全てモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へそのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。
今年の8月より発売になりました、「片畦ボーダー」シリーズ。
プリスティンのものづくりへのこだわりが詰まった新作生地がどのようにしてできあがるのかをお届けいたします。
工場に入ってみて驚いたのはその機械の大きさ!
機械の横にある糸コーンが真ん中の円に集結して中央に編まれて出てきます。
たくさんの機械を見ながらさらに奥に進んでいきます。
この透明のカーテンは機械から出る糸くずやゴミが他の生地に入らないために使われています。
頭上にたくさんの糸があり、ちょっと身を屈めながら進んでいく姿が、なんだかぶどう狩りをしているかのように見えました。
ここでセットした糸が編まれながら・・・
こんな風に出てきます!
生まれたてホヤホヤの生地。
どんどん下に生地が出来上がっていきます。
そして・・・こちらが新作生地の「片畦ボーダー」を作る機械です!
どんどん出来上がっています~!
"この糸を使うよ"などの情報がここに詰まっています。
「片畦ボーダー」にはこのオーガニックコットンの糸とヤク(寒い地域に住むウシ科の動物です)の糸をつかっています。
これをひとつでも間違えると同じ生地は出来上がりません。
丸編み機の種類も色々あります。
「片畦ボーダー」の生地にするときの糸の強さなどの調整をこの番号の振ってある板に付いているダイヤルで調整をします。その微調整ができるのはまさに熟練のなせる技なのです。
1ロールできあがりました。
ここでカットしたものを次に検反する担当の人に渡します。
ここでは出来上がった生地の検反をします。
検反機で素早くチェックをします。
蛍光灯に透かして、編んだときにできてしまった傷やゴミなどが混入していないかなどの検反をします。
ものすごい集中力で、プロの仕事ぶりにこちらも緊張しました。
職人の小道具。ここに置いてあるだけで、なんだか素敵です。
「片畦ボーダー」生地の特徴は、肌側にはなめらかな肌触りが当たるようにしながらも、見た目には生地の表情がしっかりと表現されていること。
こちらが肌側。
こちらが表側。肌側に比べると、凸凹がはっきりしているのがわかります。
こんな風にして、生地の表と裏を使い分けたり肌に触れることを考えた生地づくりは、私達だけでなく工場さんに支えていただいて出来上がっています。
今回案内していただいた、志茂合繊メリヤス株式会社の小林さん。
小林さんもまた、私達のものづくりを長年支えていただいている生地のプロです。
なんとそのお付き合いは18年!
原材料を担当しているスタッフも「小林さんには安心して生地づくりをお任せすることができます。もう小林さんとはあ・うんの呼吸で生地ができます!」とのこと。
これからも素敵な生地を、楽しみにしています♪
いかがでしたか?
たくさんの人の思いがつまったプリスティンの片畦ボーダーシリーズ。
ぜひみなさんもお試しくださいませ♪
次回はこの片畦ボーダーを使った、ベビーの片畦ボーダーシリーズができるまでをお届けいたします。
バックナンバー
2024.09.15
ペーパーコットンニットができるまで
2019.02.27
ベロアシリーズの生地ができるまで
2019.02.27
ヤクコットンテレコボーダーができるまで
全てモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へそのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。