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スキューバニットシリーズができるまで
vol.20
第二十弾は、和歌山県の生地工場と群馬県の加工工場ものづくりをお伝えいたします。スキューバニットシリーズは、2016秋冬のコレクションで新開発の生地で、表はヤク混のコットン、裏はオーガニックコットン、そして表裏の接結糸にシルクの生糸を使用し、独特のハリ感を持つ素材に仕上げました。素材に空気を含むのであたたかいのも特徴で、素材のハリ感を活かした、シルエットが綺麗なシリーズです。
全てモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へそのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。
まずは、和歌山県の生地工場をご紹介します。
和歌山駅から貴志川線に乗り換えて工場さんへ向かいます。
ホームで待っていた電車は、なんと「いちご電車」!
車内のシートもいちご柄。
よく見ると、ひとつひとつ細かなデザインが違っていて、乗客を楽しませてくれる仕掛けがいっぱいです。
私たちが下車する最終の貴志駅は、スーパー駅長 猫の「たま」でも有名です。駅舎も猫!
ユニークな車両が有名な貴志川線。
今回の訪問のはじまりで、可愛いおもてなしを受けました。
スキューバニットは、オーガニックコットン、ヤク、シルク3種類の糸から編み立てられます。
写真手前から、ヤク、シルク、オーガニックコットンの糸コーン。全36本の糸から構成されます。
2番目のシルクの糸コーンは、倒れないよう、入れ物の中に重石と一緒に立ててあります。
スキューバニットは、表がヤク混のコットン、裏がオーガニックコットン、そして、2つの生地をつなぐ接結糸にはシルクの生糸を使用します。
糸が1本1本引き上げられ、機械に通されます。
編み機の中央から、編まれた生地がでてきます。
人の目で、織りムラやきず、汚れなどがないか確認する為、生地の中が明るくなっています。
編み終えた生地は、編み機中央の下でゆっくりと回りながら巻き取っていきます。
昭和40年代ものだという編み機は、それだけで存在感があり、そんな機械で編まれているスキューバニットは、なんだか特別なものに感じられました。
「スキューバニット」の名前の通り、ダイビングの時に着るウェットスーツのような生地感。
「ダンボールニット」とも呼ばれる仕様で、表と裏、2枚の生地には間が空いていて、その生地をつなぐのはシルクの生糸です。
間近で断面図を見ると、その仕組がよくわかります!
100年企業であるこちらの工場には、その他にも歴史を感じるものがたくさんありました。
歴代の2代目、3代目、4代目が並ぶ写真に、100年企業の表彰状、、
生地を運ぶ台車は、木製!
今まで、工場では鉄の台車しか見たことがなかった私は、この使い込まれた台車に目を奪われました。
過去の資料も、ずら~っときれいに並んでいます。
長い歴史を感じられる工場さん。
プリスティンとも長いお付き合いで、ものづくりを支えてくださっています。
そして帰りの電車は、「梅干し電車」!
車内はとっても豪華なつくりでした。
窓枠、椅子、吊革、すべて木製で、梅のモチーフがいっぱい!
電車のなかでは、終始キョロキョロしながらの帰り道でした。
次は、群馬県の加工工場をご紹介します。
編み上がった生地は、洗いにかけたり、熱を加えたり、最終加工を施します。
商品に仕上がったとき、一番良い状態になるように仕上げるため、"商品の顔"をきめる重要な工程です。
まずは、洗いの工程。
はじめは、通常のスピードで洗っていたそうですが、つなぎのシルクが表面から飛び出さないようにするため、ゆっくりゆっくり負担をかけないよう、生地をリラックスさせて洗っているそうです。
洗い方も、もみ洗いが良いのか、力加減はどれくらいが良いか、工場さんは、プリスティンが理想としている生地感を目指し、何度も何度も試行錯誤を重ねてくださいました。
洗いの工程を終えた生地は、大きな乾燥機へ送られます。
脱水をしてから乾燥させるのが通常ですが、洗いの工程と同じく、試作を繰り返した結果、脱水をかけずに濡れた状態のまま乾燥させるのが一番良いという答えに辿りついたそう。
工場の方は、「本当に大変だった~」と笑って話してくれました。
乾燥後は、綺麗に整えられて、、
ようやく最終工程へ。
加工上がりの生地は、ふんんわりと、ほのかにあったか。
ロール状に巻き取って完成です!
巻き取られた生地を包む機械。
横に貼ってあるガムテープは、混入物を見つけたら、すかさず取るためだとか。
最後に、
担当してくださっている、生地工場と加工工場のみなさま。
いかがでしたか?
何度も試作し、ゆっくりと時間をかけて丁寧に加工されてようやくできあがったシリーズ。
レディースとベビーの商品をご用意しています。
ぜひご覧ください♪
バックナンバー
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ペーパーコットンニットができるまで
2019.02.27
ベロアシリーズの生地ができるまで
2019.02.27
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全てモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へそのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。