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WEB限定販売のパジャマができるまで
vol.27
第二十七弾は、新潟県糸魚川市の縫製工場さんに伺いました。
WEB限定販売のパジャマのものづくりをご紹介します。
※パジャマはご好評につき、完売いたしました(2017/11)
全てモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へそのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。
東京から北陸新幹線で約2時間。
海と山に囲まれた新潟県糸魚川市に工場はあります。
糸魚川といえば、昨年末の糸魚川市大規模火災が思い出されますが、あれから約8ヶ月。
取材に伺った日の前日に、国からの復興計画が発表されたようで、
現地には、国の調査人のような方が数名作業されていました。
火災から初めて現地に伺い、
想像以上に広範囲に渡り焼け跡になった地が広がってるのに驚きましたが、
これから徐々に立ち上がり、活気づいていく姿に期待です!
今回のWEB限定販売パジャマのうち2型は、
そんな糸魚川にある凄腕の工場さんで縫製されます。
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創業50年になるこちらの工場さんでは、
約60名の方が裁断や縫製、仕上げ作業をされています。
工場に入ると、「エレガントファッションで女性の夢をつくる」
という社訓が、目に入りました。
まさにその通り、品質と技術の美しさは、
信頼のおける数あるプリスティンの工場さんの中でも
トップレベルの技術で、製品企画チームの担当者も太鼓判を押しています!
パジャマを縫製していただくのは、こちらのラインのお母さんたち。
それぞれ担当の縫製箇所があり、流れ作業で縫製していきます。
パジャマに使う生地は、プリスティンのパジャマの中でも
ふわふわの柔らかさで人気の高い「綾Wガーゼ」。
目が粗く柔らかいガーゼ素材のこの生地は、
通気性がよい上に温もりがあり、ファンの多い素材です。
一方で、ざっくりとしたガーゼ素材で滑脱しやすいため、
高い縫製技術を必要とする素材でもあります。
肌触りの良さを追求するため、ひと手間もふた手間もかけられています。
柔らかい生地を傷めないように縫製するため、通常の細かなギザギザが付いた送り歯ではなく、フラットな送り歯を使用します。
「点で抑えるのではなく、面でおさえる」そうです。
パジャマは直接肌に触れるため、縫い目が肌に当たらない「折り伏せ縫い」で縫製していきます。
前身頃と後ろ身頃をあわせて、まずは裏面から縫い合わせていきます。
片方をもう片方に被せるようにミシンをかけます。
次は、ひっくり返して表面にして、先に縫製した縫い代を伏せるように上から縫います。
裏面から見ると、このような縫いあがり。
フラットで、縫い目が肌に当たりません。
パジャマラインのリーダー!
「事務員で入社したのに、いつの間にか縫製してるわよ~」と
一番難しい襟元を担当するベテランのお母さん。
今では、事務員歴より縫製歴の方が長いそうです。
リーダーがそうおっしゃる横で、
専務が、「60歳を越えると年をとらない!」と笑いを誘い、
皆さん本当にお元気で、和気あいあいな現場です。
パジャマのポイントである襟元は、
スタイリッシュなデザインにこだわり、その分縫製が難しいところです。
細かな角を合わせて少し縫って、合わせて少し縫って、
襟と身頃の境目を目がけて針を落とします。
ようやく襟元が完成しました。
次は、袖から脇の裾までを一気に伏せ縫いしていきます。
裏面からの縫いはまだしも、大変なのは表面からの縫製です。
身頃に比べて幅の細い袖は、ひっくり返すのも一苦労。
十数cmの間から縫い面を出して縫製するため、一番時間がかかる工程です。
最後にアイロンをかけて完成です。
こちらの工場さんでは、日本の在来種である茶綿(茶色のコットン)も栽培中。
地元の方を巻き込んで、勢力的に活動されています。
そして、代表取締役はとってもパワフルでダンディで素敵な方。
ご自宅を開放して、自家製の藍を使った藍染め体験や
自家製のピザ釜を使ったピザづくり、自家製の大きな露天風呂、、
なんでも自家製!
パワフルさには定評のあるアバンティの代表も感服するほどのエネルギッシュな方です!
そんな活気のある工場さんだからこそ、
時代の流れにのって様々なチャレンジをしたり、最新機械を取り入れたり、
品質と技術の美しさが際立つ製品が生まれるんだなと思いました。
私も、「人生やりたいことをして、楽しもう!」とパワーをもらった取材でした。
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WEB限定販売のパジャマのものづくりをご紹介します。
※パジャマはご好評につき、完売いたしました(2017/11)
全てモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へそのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。