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トーションレースができるまで
vol.52
52回目の今回は、トーションレースができるまで、を取材しました。
すべてのモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へ、そのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。
※取材は2021年時点のものです。
ミツバツツジが見頃を迎える春、私達はトーションレースの工場にお邪魔しました。
1967年に創業した二渡レースさんでは半世紀以上、栃木県足利市でレースを作り続けています。
2つ前にバルファスレースのご紹介をしましたが(vol.50 バルファスレースができるまで)今回はトーションレースのものづくりストーリーをご覧ください。
※この地のツツジは古くから地域の人々に親しまれており、これを折ると災いがあるとして、保護されてきたとのこと!
こちらの工場では、プリスティンで使われる様々なレースを作っていただいています。
プリスティンのものづくりにおいて欠かすことのできないレース。
6月新作の「トーションレース」シリーズの生産現場に伺いました。
プリスティンオリジナルのオーガニックコットン100%のトーションレースを使用し、レースの透け感をアクセントにデザインしたシリーズ。
幾何学柄のレースと、PRISTINEのロゴ入りのレースを使い、夏に気持ち良い素材使いで仕上げました。バッグや帽子などとのコーディネートも楽しめるシリーズです。
工場の扉に近づくと、カシャンカシャン、とボビン(糸を巻くための筒状の道具)が耳に心地の良い音を立てています。
はじめてのレースの生産現場に、どんな光景が広がっているのだろうかと心がワクワクする瞬間でもあります。
糸コーンから、トーションレース用に小分けされたボビンが、均等に編まれるように細かに動き回りながら、糸が編み込まれていく様子は、ボビンがダンスを踊っているようで、心も踊ります。
今回お邪魔した工場、二渡レースの二代目にあたる二渡一徳社長と木村さんです。
ものづくりの現場を見せていただきながら、足利とトーションレースの歴史についても教えていただきました。
足利市小俣町にトーションレース機が入ったのは、1955年(昭和25年)です。元から、足利銘仙という普段着用の着物の産地として織物業が盛んでしたが、戦後は衰退の危機に陥り、そこに変わるようにトーションレース機がこの産地に広まっていき、レースの産地として知られるようになりました。
今でこそ機械に図案を取り込み、コンピュータ制御で生産がなされていますが、それまでは手描きで下書きを作り、紋紙(パンチカード)を人の手で作っていました。
ここにはこれまで作ってきた紋紙がたくさん残されていました。
木村さんが会社に入社されてはじめて描いたという紋紙の前の下書きである『星紙(ほしがみ)』を見せていただきました!
これまで木村さんがレースとともに歩まれてきた原点ともなる一枚。大変貴重なものを拝見し、感無量でした。
そして今から約50年前に、手書きの紋紙から、機械式に変わることとなります。機械式になることで技術の進歩や生産力向上に繋がり、レースでできる新たな表現も広がることで、ますます足利のレースは発展していきました。
編むレースによってボビンの本数を変えます。 編み機にセットできるボビンの数は、64本、88本、96本、128本と決められており、
今回のPRISTINEのロゴ入りトーションレースは96本のボビン数を使用しています。
96本もボビンをセットすることに驚きましたが、さらに驚いたのがパンチカードの枚数です。
今回のPRISTINEのロゴ入りの柄を表現させるために必要なパンチカードはなんと917枚!
917枚のパンチカードをすべて手で用意することは不可能ですが、機械式では柄のデータを編み機に読ませることによりコンピューターがその編み柄を編み出してくれています。
機械式の編機はより複雑な柄を生み出すことができますが、旧式の機械だからこそ生まれるレースの表情もあります。
そのときに使う糸や柄によって、職人が編み機を選定しています。
これまで手で行っていたものを、コンピュータに切り替えることは大変でしたか?と木村さんに伺うと、
「その当時は、どうにかして使いこなさないと!という思いでした。コンピュータの勉強は仕事の合間で。昼休みも食事をしながら必死に勉強していましたね。」と当時のことを教えてくれました。
工場にはこれまで作られてきた様々なレースがたくさんたくさんかけられていました。
ひたむきにレースに向き合う熱い想いから編み出されるたくさんのレースは、20年以上もプリスティンのつくるオーガニックコットンのナチュラルな世界に華を添えてくれています。
生地はもちろん、レースにも私たちのこだわりがたくさん詰まっています。日本で作られたその美しいレースをぜひお手にとっていただけたら幸いです!
カルゼレース ギャザーチュニック
細い糸で織ったカルゼの生地が、ふわりと広がります。
春のやわらかな光に溶け込む美しいコットンカルゼとレースが 織りなす繊細な一枚になりました。
ヒップが隠れるチュニック丈と、Aラインのシルエットは、様々なボトムスと合わせやすい形です。
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カルゼレース ギャザースカート
軽い着心地、ふわりと広がるカルゼシリーズ。ギャザーを寄せて分量たっぷりと。
裾にオーガニックコットンのレースをあしらって、 甘すぎず大人の女性にぴったりなアイテム。
クローゼットに一枚は欲しい、合わせやすい白のスカートです。
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フロストコットンレース キャミソール
暑さのストレスをできるだけ感じないよう、強撚糸でさらさらタッチに編み上げたフロストコットンを使った、太めのオーガニックコットンレースがポイントのかわいいキャミソールです♪
脇に縫い目がなく、レースもオーガニックコットン100%なので、肌へのストレスも少ない夏に快適な一枚です。
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フロストコットンレース 一分丈ショーツ
暑さのストレスをできるだけ感じないよう、強撚糸でさらさらタッチに編み上げたフライスコットンの1分丈ショーツ。裾に配した太めのオーガニックコットンレースがかわいいポイントです♪
レース脇にスリットが入っているので着心地もスムーズ。
涼しく、ヒップラインも気にせずに着られる、夏に快適な一枚です。
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この生地でできた他のアイテム
トーションレース バッグ(大)
PRISTINEオリジナルのロゴ入りトーションレースを全面に使用したマチ付きバッグ。
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トーションレース バッグ(小)
PRISTINEオリジナルのロゴ入りトーションレースを全面に使用したマチ付きバッグ。
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すべてのモノには生まれてきたストーリーがあります。
商品を手にとるお客様へ、そのストーリーを少しずつでもお伝えできればと思います。
※取材は2021年時点のものです。